专利摘要:

公开号:WO1992013674A1
申请号:PCT/JP1992/000101
申请日:1992-02-03
公开日:1992-08-20
发明作者:Masaki Seki;Takashi Takegahara;Toru Matsunaka
申请人:Fanuc Ltd;
IPC主号:G05B19-00
专利说明:
[0001] 明 細 書
[0002] 多軸加工動作データの作成方法
[0003] 技 術 分 野
[0004] 本発明は、 自動プログラミ ング装置等により、 コーナ部を多軸加工で加 ェする N Cデータの作成方法に関する。
[0005] 背 景 技 術
[0006] 多軸加工用の N Cデータを作成する場合は、 コーナ部においての工具に 対しては、 同一曲面上の動作をさせるようにするか、 或いはある曲面から 別の曲面に移る時の動作をさせるようにするかで、 その動作タイプを異に していた。
[0007] すなわち、 コーナ部においての工具に対して、 同一曲面上の動作をさせ るという場合は、 第 3図に示すように工具が a点から b点を通り c点へと 移動するとき、 これら a点、 c点での工具の傾きは、 それら各点を代表す る微小平面の法線べク トルの方向となるが、 b点での工具軸心の傾きは、 a点の法線べク トルと c点の法線べク トルとの中間の傾き、 すなわち、 微 小平面 a bの法線べク トルと微小平面 b cの法線べク トルの中間の傾きを 持つべク トルの方向となる。 そして、 工具は a点から b点に向かうに従つ てその傾き、 すなわち工具軸心の方向は、 a点の法線べク トルの方向から b点での法線べク トルの方向へと徐々に変化して行く。 また、 工具が b点 を過ぎて c点に向かうときも同様にして、 工具軸心の方向は b点の法線べ ク トルの方向から c点の法線べク トルの方向へと徐々に変化して行く。 これに対して、 コーナ部においての工具に対して、 ある定義された曲面 から別の定義された曲面に移るときの動作をさせる場合は、 第 4図に示す ように、 a点からその次の b点 (曲面と曲面との接合部) までは工具は a 点の法線ベク トルの傾きのまま移動し、 そして、 この b点に到達してから 工具は到達時の傾きから次の曲面の開始点に対応した煩き、 すなわち、 微 小平面 b cの法線べク トル (或いは点 cで代表される微小平面の法線べク トル) へとその軸心方向を変更し、 それからその変更した傾きで次の曲面 上を出発して c点の方向に進む。
[0008] そして、 輪郭加工など通常の曲面加工以外の加工を行う N Cデータを作 成する場合、 従来は上述した 2つのタイプのコーナ部加工のどちらか一方 を選択して適用していた。
[0009] し力、し、 コーナ部に対し一律に上記 2つのタイプのコーナ部加工の内の 一方のみを選択し適用して工具動作させると、 被加工物 (ワーク) への切 り込みや無駄な N Cデータの作成などの問題が生じることがあった。
[0010] こうしたことの一例を示すと、 第 5図に示すような点 a、 b , cを含む 外コーナに対し、 第 3図に示したような、 コーナ部においての工具に対し て同一曲面上の動作をさせるという加工形態、 すなわち、 コーナ部指令点 での工具の傾きをその前後の指令点の法線べク トルの傾きの中間の傾きに なるようにして、 工具を a点, b点, c点へと工具釉心の傾きを徐々に変 えながら移動させるといった工具動作 (以下、 これをタイプ Aという) を 適用すると、 その結果ワークには同図に点線で示すような切り込みが入つ てしまう。 これは工具軌跡としてプログラムされる工具位置は工具先端点 であるため、 工具軸心が傾くと、 第 5図に示されるように、 工具先端点よ りもさらにワーク側に食い込んだ工具面が現れてしまうためである。
[0011] 一方、 第 6図に示すような点 a、 b , cを含む内コーナに対して、 第 4 図に示したような、 コーナ部においての工具に対して、 ある曲面から別の 曲面に移るときの動作をさせるという加工形態、 すなわち、 曲面と曲面と の接合部に到達する時の工具及び該接合部を出発した時の工具には工具軸 心の傾きを変更させず、 上記接合部において工具軸心の傾きの変更を行う といった工具動作 (以下、 これをタイプ Bという) を適用すると、 工具は a点から b点 (面と面との接合部、 すなわち、 微小平面 a bと微小平面 b cとの接合点) までは同図①に示す如くその軸心の傾きを変更せずに移動 し、 そして b点では同図②に示す如く、 その終了時の姿勢から次の曲面 ( b点に始まり c点を通る微小平面) 開始時の姿勢、 すなわち点 cにおけ る工具の軸心の方向へと工具の傾きを変更し、 それから同図③に示すよう にその工具の傾きを保ちながら c点に向かって移動するという方法 (以下、 これをタイプ Bという) を適用すると、 その工具軌跡に伴って、 ワークに は第 6図でハッチングに示すような切り込みが入ってしまう。 これは、 第 6図から明らかなように、 同図①の動作の終了時点で工具が b点で a点に おける傾きと同じ傾きにあるとき、 工具の一部が微小 面 b cに食い込み、 また、 同図②の終了時点で工具が b点で c点における傾きと同じ傾きにあ るときも、 工具の一部が微小平面 a bに食い込むことになるからである。 なお、 ここで、 内コーナとは、 第 6図の如く、 加工すべき面の屈曲角が 1 8 0度より小さい場合を言い、 また、 外コーナとは、 第 3〜 5図の如く、 加工すべき面の屈曲角が 1 8 0度より大きい場合を言う。
[0012] 以上のように、 上記タイプ Bによる加工の場合、 パートプログラムとし ては(1) a点を通り b点まで加工するためのパートプログラム、 (2) b点 において工具の傾きを変更するプログラム、 (3) b点を出発し c点を通る 加工するプログラムが必要である。 これに対して上記タイプ Aによる方法 では、 第 3図における a点, b点, c点を含む 1曲面を加工するパートプ ログラムでコーナ加工がプログラムされることになる。 その結果、 上記夕 イブ Bによる加工の場合は、 タイプ Aによる加工の場合に比べて、 パート プロダラムを余分に作成しなければならないという問題がある。
[0013] 外コーナに対してはタイプ Aの工具動作を適用したときの結果を第 5図 を参照して説明したが、 これに対し同じ外コーナに対しタイプ Bの工具動 作を適用したときの結果を第 7図に示す。 すなわち、 この外コーナにおい ての工具に対して、 ある曲面から別の曲面に移るときの動作をさせる。 す ると、 第 7図を参照すれば明らかなように、 外コーナに対してはこのタイ プ Bの加工方法を適用すれば切り込みの問題が回避されるということがわ かる。 これは、 a点を通り b点で終了する工具はその移動中その傾きの変 化はなく、 また b点に始まり c点に至る工具も移動中その傾きの変化がな いため、 微小平面 a b、 b cを削りこむことはなく、 さらに、 工具が b点 でその姿勢を変更する (すなわち a点での工具の煩きから c点での工具の 傾きに変化する) ときも、 その b点が外コーナの点であるため、 b点付近 で食い込みも生じることはない。 反面、 前述したように、 パー卜プロダラ ムが長くなるという欠点は残る。
[0014] そこで、 もしこのような外コーナに対して第 5図のようにタイプ Aの加 ェ方法を適用しても、 その結果生じる切り込み量が許容範囲内に留まるも のならば、 タイプ Bの加工方法を適用することによってパートプログラム を長くするという問題を回避することができることになる。 すなわち、 外 コーナ部のコーナ角 (第 1 0図の (a ) に示される角度 mであって、 コー ナ直前の微小平面に対する該コーナ直後の微小平面の変化角) が小さく、 そのため、 タイプ Aの工具動作を適用しても切り込み量が問題にするほど 大きくならないときには、 このタイプ Aの方法を用いることができる。 一方、 内コーナに対しては前にタイプ Bの工具動作を適用したときの桔 果を第 6図を参照して説明したが、 これに対し同じ内コーナに対しタイプ Aの工具動作をさせたときの結果を第 8図に示す。 すなわち、 このコーナ 部においての工具に対して同一曲面上の動作をさせる。 すると、 同図に示 されるように、 b点での工具の軸心は、 a点での工具の軸心方向と b点で の工具の軸心方向との中間の方向となるため、 工具が a点から b点に移動 する過程で、 また b点から c点に移動する過程で工具の軸心の方向は徐々 に変わるので、 同図に点線で示すように微小平面 a b , b eには僅かな切 り込みが生じることは避けられないものの、 図 6でのような b点での姿勢 変更動作がないためこれによる食い込みはないため、 タイプ Aによる加工 方法を適用した第 5図の場合と比べ、 切り込み量は各段に少なくなること がわかる。 その上、 パートプログラムは短くでき、 作成が簡単になるとい う長所が得られる。
[0015] なお、 内コーナの角度 (第 1 0図の (b ) に示される角度 nであって、 コーナ直前の微小平面に対する該コーナ直後の微小平面の変化角) ) が小 さいときには、 第 9図に示すように工具にタイプ Bの動作をさせても、 b 点での工具姿勢変更 (第 6図の②の動作) に伴う切り込みはほとんどなく なる。 しかも、 a点から b点に至るまで、 また b点から c点に進むまでは 工具はその傾きを変更しないので、 途中での切り込みはほとんどなくなる という利点も得られる。 反面、 このパートプログラムは、 前述のように、 タイプ Aよりも長くなるということは否めない。
[0016] 発 明 の 開 示
[0017] 本発明の目的は、 加工対象となるコーナ部について、 その種類 (内コ一 ナ、 外コーナ) 並びにコーナ角度の大きさを考慮してコーナ部における最 適の工具動作タイプを選定し、 その選定タイプを指令することによって、 一 ら 一 コーナ加工に際しワークへの許容以上の切り込みや無駄な N Cデータの作 成といつた問題を回避するようにした多軸加工動作データの作成方法を提 供することにある。
[0018] 上記目的を達成するため、 パートプログラムから多軸加工用の N Cデ— タを作成する方法において、 コーナ部の種類に対応してコーナ部を加工す る工具動作として標準タイプのものを設定すると共に、 当該種類のコーナ 部に対して上記設定された標準タイプの工具動作を適用せずそれとは別の タイプの工具動作を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定して、 パート プログラムで設定されたコーナ部のコーナの種類とコーナ角度より適用す べき工具動作のタイプを判別し指定して N Cデータを作成する。
[0019] 好ましくは、 自動プログラミング装置により多釉加工用の N Cデータを 作成する方法において、 コーナ部が外コーナであるときにはそのコーナ部 に対して工具動作の標準タイプとして第 1のタイプのものを設定し、 併せ て上記設定された標準タイプの工具動作を適用せずにそれとは別の第 2の タイプの工具動作を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定し、 また、 コ —ナ部が内コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作の標準夕 イブとして上記第 2のタイプのものを設定し、 併せて上記設定された標準 タイプの工具動作を適用せずにそれとは別の上記第 1のタイプの工具動作 を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定して、 パートプログラムで設定 されたコーナ部のコーナの種類とコーナ角度より適用すべき工具動作のタ イブを判別し指定して N Cデータを作成する。
[0020] さらに好ましくは、 上記第 1のタイプの工具動作とは、 工具があるコー ナ部を形成する一方の微小平面を進んで他の微小平面との接合部に達する まではその微小平面により与えられる法線べク トルの方向を工具軸心が保 持し、 また、 上記接合部においてはその工具軸心の方向から上記他の微小 平面の法線べク トルの方向へと変換し、 それから上記他の微小平面をこの 変換した工具軸心方向を保持して進むという工具動作をいい、 また、 第 2 のタイプの工具動作とは、 工具軸心の傾きをコーナ部を形成する二つの微 小平面の一方の法線べク トルから他方の法線べク トルの方向に逐次変化さ せながら進むという工具動作をいう。 。 また、 上記コーナ部が外コーナ か内コーナのいずれか一方には、 設定された標準タイプの工具動作をその 角度全範囲に亘つて適用し、 適用除外範囲を設けないようにすることもで きる。
[0021] 上述のように、 本発明によれば、 多軸加工用の N Cデータを作成するに おいて、 加工対象たるコーナ部については、 その種類および角度に応じて、 工具に対してその都度適切な動作をさせる加工動作タイプを選定して適用 するよう配慮したので、 その結果、 無駄な N Cデータの作成という問題や、 加工に際しての当該コーナ部での食い込みという問題等を極力回避するこ とができるようになる。
[0022] 図面の簡単な説明
[0023] 第 1図は本発明の一実施例の N Cデータ作成処理のフローチャート、 第 2図は同実施例を実施する自動プロダラミ ング装置の要部プロック図、 第 3図はコーナ部においての工具に対して同一曲面上の動作をさせると いう加工形態 (タイプ A ) を説明する図、
[0024] 第 4図はコーナ部においての工具に対してある曲面から別の曲面に移る ときの動作をさせるという加工形態 (タイプ B ) を説明する図、
[0025] 第 5図は外コーナ部を工具がタイプ Aで移動するときの工具による切り 込みを説明する図、 第 6図は内コーナ部を工具がタイプ Bで移動するときの工具による切り 込みを説明する図、
[0026] 第 7図は外コーナ部を工具がタイプ Bで移動するときを説明する図、 第 8図は内コーナ部を工具がタイプ Aで移動するときを説明する図、 第 9図は小さい角度を有する内コーナを工具がタイプ Bで移動するとき を説明する図、
[0027] 第 10図は外コーナ、 内コーナについてコーナ開き角度の定義を説明す るための図である。
[0028] 発明を実施するための最良の形態
[0029] 第 2図は本発明の方法を実施する一実施例の自動プログラミング装置の 要部ブロック図である。
[0030] 同図を参照すれば、 自動プログラミング装置の中央処理装置 (CPU) としてのプロセッサ 1は、 バス 8により、 ROM2、 RAM3、 NCデ一 タ記憶メモリ 4、 キーボード 5、 ディスクコントローラ 6、 グラフィ ック ディスプレイ (CRT) 7と結合している。 これらのうち、 ROM2はこ の自動プログラミング装置の制御プログラムを格納し、 また、 RAM 3は フロッピーディスク 9から口一ドされたシステムプログラムやパートプロ グラム、 或いは CRT 7、 キ一ボード 5等で対話形式で作成されたパート プログラムおよび各種データ等を記憶する。 なお、 キーボード 5は通常の 文字キー、 テンキー、 各種指令キーを有する。 また、 NCデータ記憶メモ リ 4は作成された NCデータを記憶するメモリである。
[0031] そしてこの自動プログラミング装置により、 多軸加工でコーナ部を加工 する N Cデータの作成にあたって、 その加工対象のコーナ部について、 そ の種類 (内コーナ、 外コーナ) 並びにコーナ角の大きを考慮して割り当て る工具の動作タイプの一例を、 前にした説明を基にまとめたものを以下に 示す。
[0032] コーナ : 標準タイプ : 指定タイプ (角度範囲)
[0033] •外 タイプ B タイプ A (ml 〈m 〈m2 )
[0034] ·内 タイプ A タイプ B (ml <m <m2 )
[0035] なお、 角度 ml、 m2 は外コーナ、 内コーナに対してそれぞれ任意に設 定される値であって、 外 ·内の両コーナを同じ角度範囲に設定することを 意味するものではない。 また、 コーナの角度の定義は第 1 0図に示す通り、 屈曲点での一方の平面の延長面と他方の平面とのなす角である。
[0036] そして、 上記の表は、 コーナ部の角度 mがそれぞれ ml 〜m2 の範囲で あれば指定タイプにし、 この範囲外であれば、 標準タイプとして設定した ものを割り当てるということを示している。
[0037] そして、 コーナ部の工具移動方法を標準タィプを適用せずそれ以外のも のに指定する (すなわち指定タイプを指定する) ときの指令として、 次の プログラム文を用意しておき、 この指令で外コーナか内コーナか、 及び、 指定タイプ適用の角度範囲 ml 〜m2 を指定するようにする。
[0038] CORNER, (OUT, IN), ml A, m2 A (TYPE1, TYPE2)
[0039] 次にこのようなコーナ部を含むワークに対する多軸加工用の N Cデータ を作成する処理についての例を、 第 1図のフローチヤ一卜に基づいて説明 する。
[0040] まず、 オペレータは、 加工対象となるコーナ部、 特に輪郭部など曲面以 外の箇所であるコーナ部についての加工のための工具動作に係る標準タイ プを設定する (ステップ S 1) 。 ここでの処理では、 コーナ角での切り込 みを極力抑えるということを第 1の条件にし、 それに対応した加工動作タ イブを標準タイプとすることにしている。 したがって、 前述したように、 また上記表にも記載したとおり、 外コーナに対してはタイプ B (第 7図参 照) 、 また、 内コーナに対してはタイプ A (第 8図参照) の工具動作を、 それぞれ標準のタイプの加工方法として設定する。 繰り返すが、 ここで夕 イブ Aとは、 コーナ部においての工具に対して同一曲面上の動作をさせる という加工形態作 (第 3, 5, 8図参照) をいい、 また、 タイプ Bとはコ ーナ部においての工具に対して、 ある曲面から別の曲面に移るときの動作 をさせるという加工形態 (第 4, 7 , 9図参照) をいう。
[0041] 以上、 標準タイプの設定後、 プログラムの実行指令を入力すると、 自動 プログラミング装置の C P U 1は、 パートプログラムを読み込む (ステツ プ S 2 ) 。 そして、 読み込んだプログラムの内容がコーナ部での工具動作 方法の指令 (運動文でなく) であれば (ステップ S 3 ) 、 次いでそのコ一 ナ部が内コーナか外コーナかその種類を判別して (ステップ S 4 ) 、 当該 コーナ部に対してステツプ S 1で設定済み標準タィプの加工動作を適用し ない角度範囲、 すなわち指定角度の範囲 m l 〜m 2 を記憶する (ステップ S 5 , S 6 ) o
[0042] すなわち、 外コーナ部の動作方法の指令であった場合は、 ステップ S 5 で外コーナに対する指定タイプの適用範囲として指令された m l 度から m 2 度の範囲を記憶して、 加工対象の外コーナのコーナ角がこの角度範囲内 にあればそのコーナに対しては標準タイプ (タイプ B ) を適用せず別の夕 イブ (タイプ A ) を適用する。
[0043] また、 内コーナ部の動作方法の指令であった場合は、 ステップ S 6で内 コーナに対する指定タイプの範囲として指令された m l 度から m 2 度の範 囲を記憶して、 加工対象の内コーナのコーナ角がこの角度範囲内にあれば そのコーナに対しては標準タイプ (タイプ A ) を適用せず別のタイプ (夕 イブ B ) を適用する。
[0044] なお、 この指定タイプの適用範囲は、 前述したように、 コーナ角がその 範囲内にあるコ一ナ部を指定タイプの工具動作でもつて加工をした場合に 切り込みの問題が生じないような範囲であることが第 1の条件になるが、 この条件を満足する限り、 すなわち、 切込み量が許容量以上にならないと いう範囲内で、 さらに無駄なデータの作成を省く、 或いは仕上がりを優先 させるなどの諸々の条件を同時に満たすような範囲を指定範囲として設定 することができる。 もっとも、 この様にして決定したタイプ (指定タイプ) が結局標準タイプと同じものになるならば、 ここで指定タイプの範囲を設 ける意味はないので、 この点については後述する。
[0045] こうして、 読み込んだパートプログラムにおけるコーナ部の工具動作方 法の指令により、 コーナ部に対するの標準タイプ適用除外範囲を記憶した 後、 再びステップ S 2に戻り、 引き続いてパートプログラムの 1プロック を sm 込む。
[0046] 読み込んだ内容が、 今度はコーナ部の動作方法の指令ではなく運動文に ついてのものであるとき (ステップ S 7 ) は、 以下、 運動文の処理を行う (ステップ S 1 0以下) 。 また、 読み込んだ内容がコーナ部の動作指令で も、 運動文でも、 プログラムエンドでもないときは (ステップ S 3 , S 7 , S 8 ) 、 運動文以外の処理を行って (ステップ S 9 ) 再びステップ S 2に 戻る。 また、 プログラムエンドであれば、 この N Cデータ作成処理を終了 する。
[0047] これに対し、 読み込んだ内容が運動文についてのものではあるがそれが コーナ部の運動文に係るものでなければ、 その運動文の処理を行って (ス テツプ S 10, S 11) 、 ステップ S 2に戻り、 さらにパー卜プログラム を ¾cみ込 。
[0048] 一方、 運動文として読み込んだ内容がコーナ部の運動文に係るものであ れば、 さらにそれが外コーナに関する運動文か或いは内コーナに関する運 動文かが判新され (ステップ S 12) 、 外コーナに関するものであればス テツプ S 13に、 また内コーナに関するものであればあればステップ S 1
[0049] Ό 移 o
[0050] 読み込んだ内容が外コーナ部の運動文に関するときは、 外コーナ部での 工具加工動作の標準タイプとしては先にステップ S 1で設定したタイプ、 すなわちタイプ Bを設定する (ステップ S 13) 。 それから、 この外コ一 ナ部のコーナ角 (m) が先にステップ S 5で記憶した角度範囲 (ml 〜m 2 ) 、 すなわち、 標準タイプの適用除外範囲かどうか判断し (ステップ S 14) 、 その範囲にあれば、 その外コーナに対しては指定タイプ (この例 ではタイプ Aとなる) による工具動作を設定する (ステップ S 15) 。 これに対し、 読み込んだ内容が内コーナ部の運動文に関するときは、 内 コーナでの工具加工動作の標準タイプとしては先にステップ S 1で設定し たタイプ、 すなわちタイプ Aを設定する (ステップ S 16) 。 それから、 この内コーナ部のコーナ角 (m) が先にステップ S 6で定めた角度範囲 (ml 〜m2 ) 、 すなわち、 標準タイプの適用除外範囲かどうか判断し (ステップ S 17) 、 その範囲に有ればその内コーナに対しては指定タイ プ (この例ではタイプ Bとなる) を設定する。
[0051] こうして、 当該ワークのコーナ部については、 その種類、 コーナ角の大 きさを考慮して工具動作に適用するタイプ (標準タイプ、 指定タイプ) を 選択して適用することになる。 したがって、 当該コーナ部に適用される夕 イブがタイプ Aに設定されたときは (ステップ S 1 9 ) 、 当該コーナ部に は工具にタイプ Aの動作をする命令を与える N Cデータを作成する (ステ ップ S 2 0 ) 。 同様に、 当該コーナ部に適用されるタイプがタイプ Bに設 定されたときは、 そのコーナ部には工具にタイプ Bの動作をする命令を与 える N Cデータを作成する (ステップ S 2 1 ) 。 こうしてコーナ部の動作 作成処理が終了すると、 再びステップ S 2に戻って、 さらにパートプログ ラムを読み込むことになる。
[0052] 上記の処理では、 動作作成対象であるコーナ部が外コーナであっても内 コーナであっても、 そのいずれに対しても工具動作について標準タイプを 適用しない範囲を必ず設けたうえで、 コーナ角度に応じて標準タイプを適 用するか或いは標準タイプではないタイプを適用するかを指定するように したが、 これに代えて、 外コーナか内コーナかそのいずれか一方について は、 全範囲に亙り標準タイプで通すことにして、 標準タイプ適用除外範囲 を設定しないというようなことにしてもよい。 すなわち、 上記角度 m l , m 2 を初期設定 「0」 の儘とし設定しなければ、 設定されない外コーナ若 しくは内コーナは常に標準タイプが適用されることになる。
[0053] 又、 外コーナ、 内コーナの一方だけ、 標準タイプを適用しない範囲を設 けるようにしてもよい。 この場合、 第 1図のフローチヤ一トではステップ S 5 , 1 3〜; L 5 (外コーナの場合) 、 或いはステップ S 6 , 1 6〜 1 8 (内コーナの場合) を省略することができる。 例えば、 内コーナに対して はいかなるコーナ角度のものであっても常にタイプ A (標準タイプ) の加 ェ方法を適用してコーナ部周辺での切り込み (第 8図参照) は許容するこ とにして、 コーナ角度が小さいからといってタイプ Bに切り変えわざわざ データの数を増やしてパートプログラムを長くするようなことをしないと いう場合などである,
权利要求:
Claims請 求 の 範 囲
1 . パ一トプログラムから多軸加工用の N Cデータを作成する方法におい て、 コーナ部の種類に対応してコーナ部を加工する工具動作として標準 タイプのものを設定すると共に、 当該種類のコーナ部に対して上記設定 された標準タイプの工具動作を適用せずそれとは別のタイプの工具動作 を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定して、 パートプログラムで設 定されたコーナ部のコーナの種類とコーナ角度より適用すべき工具動作 のタイプを判別し選定して N Cデータを作成することにした多軸加工動 作データの作成方法。
2 . パートプログラムから多軸加工用の N Cデータを作成する方法におい て、 コーナ部が外コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作 の標準タイプとして第 1のタイプのものを設定し、 併せて上記設定され た標準タィプの工具動作を適用せずにそれとは別の第 2のタィプの工具 動作を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定し、 また、 コーナ部が内 コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作の標準タイプとし て上記第 2のタイプのものを設定し、 併せて上記設定された標準タイプ の工具動作を適用せずにそれとは別の上記第 1のタイプの工具動作を例 外的に行わせるコーナ角度範囲を設定して、 パートプログラムで設定さ れたコーナ部のコーナの種類とコーナ角度より適用すべき工具動作の夕 イブを判別し選定して N Cデータを作成することにした多軸加工動作デ 一夕の作成方法。
. パートプログラムから多軸加工用の N Cデータを作成する方法におい て、 コーナ部が外コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作 の標準タイプとして第 1のタイプのものを設定し、 併せて上記設定され た標準タイプの工具動作を適用せずにそれとは別の第 2のタイプの工具 動作を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定し、 また、 コーナ部が内 コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作の標準タイプとし て上記第 1または第 2のいずれかのタイプのものを設定して、 パートプ 口グラムで設定されたコーナ部のコーナの種類とコーナ角度より適用す ベき工具動作のタイプを判別し指定して N Cデータを作成することにし た多軸加工動作データの作成方法。
4. パートプログラムから多軸加工用の N Cデータを作成する方法におい て、 コーナ部が外コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作 の標準タイプとして第 1のタイプのものを設定し、 また、 コーナ部が内 コーナであるときにはそのコーナ部に対して工具動作の標準タイプとし て上記第 1のタイプのものとは別の第 2のタイプを設定すると共に上記 設定された標準夕ィプの工具動作を適用せずにそれとは別の第 1のタイ プの工具動作を例外的に行わせるコーナ角度範囲を設定して、 パートプ ログラムで設定されたコーナ部のコーナの種類とコーナ角度より適用す べき工具動作のタイプを判別し指定して N Cデータを作成することにし た多軸加工動作データの作成方法。
5. 上記第 1のタイプの工具動作とは、 工具があるコーナ部を形成する一 方の微小平面を進んで他の微小平面との接合部に達するまではその微小 平面により与えられる法線ベク トルの方向を工具軸心が保持し、 また、 上記接合部においてはその工具軸心の方向から上記他の微小平面の法線 べク トルの方向へと変換し、 それから上記他の微小平面をこの変換した 工具軸心方向を保持して進むという工具動作をいい、 また、 第 2のタイ プの工具動作とは、 工具軸心の傾きをコーナ部を形成する二つの微小平 面の一方の法線べク トルから他方の法線べク トルの方向に逐次変化させ ながら進むという工具動作をいう、 請求の範囲第 2項、 3項、 または 4 項のいずれかに記載の多軸加工動作データの作成方法。
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FR2588977A1|1987-04-24|Organe de commande numerique pour rectifieuse
WO1985002692A1|1985-06-20|Procede de determination d&#39;etapes d&#39;usinage pour programmation automatique
同族专利:
公开号 | 公开日
EP0523246A4|1993-04-07|
JPH054148A|1993-01-14|
EP0523246A1|1993-01-20|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1992-08-20| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): KR US |
1992-08-20| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE DK ES FR GB GR IT LU MC NL SE |
1992-10-06| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1992904245 Country of ref document: EP |
1993-01-20| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1992904245 Country of ref document: EP |
1994-08-30| WWW| Wipo information: withdrawn in national office|Ref document number: 1992904245 Country of ref document: EP |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
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